家族葬とは? 選ばれる理由
家族葬とは、故人と親しい家族や親族だけで行われる小規模な葬儀の形式です。
参列者は故人の最も近い人々に限られるため、非常に個人的で静かなものになります。
この種の葬儀は、故人との個人的なお別れを重視し、大規模な儀式や社会的な儀礼を避けたい家族に選ばれることが多いです。
家族葬は、故人の意志や人生観を反映した形を取りやすいことや、参加者が互いの悲しみを共有しやすく、より深い絆を感じる機会を提供するとともに、葬儀費用の経済的負担も軽減されることもあり、近年非常に選ばれることが多くなっている傾向にあります。
家族葬の費用は? 安いって本当?
家族葬は一般葬と流れはほぼ同じですが、ごく少数で行われることもあり、お香典などの辞退も行った場合、料理や返礼品の数も少なくなる分、かかる費用は少なくなる傾向があります。
葬儀社によってプランに違いはありますが、全国では80万円~100万円程度のものが傾向的に多いです。
一方、大阪府和泉市や貝塚市はそれよりも安い相場となっているようです。
安すぎるプランには注意
家族葬のプラン内容は葬儀社により違いがあります。
家族葬の金額が安すぎる場合は、後からかかるオプションなどで追加金がかかってきてかえって費用がかかってしまったといった例もありますので、安すぎる家族葬の料金には注意して、どのような内容なのかを確認してから検討しましょう。
家族葬での服装について
家族葬は一般葬に比べ限られた参列者で葬儀を行うといった違いがあるものの、内容は一般葬とほぼ同じです。
参列する際の服装も一般葬の時と同じ服装になります。
喪服には、正喪服、準喪服、略喪服がありますが、ここ数年では喪主でも正喪服を着る事は少なくなってきています。
準喪服を着て参列するのが一般的と考えておきましょう。
基本は「光沢を抑えた黒で統一」した服装です。
男性の場合は白のワイシャツに黒いスーツ、ネクタイは黒いネクタイを着用してネクタイピンは使用しません。
黒い靴と靴下も黒にしておくと良いです。
女性の場合は光沢がないブラックフォーマルを着用します。
黒のワンピースやスーツ、アンサンブルを選び、装飾品はつけないようにしましょう。
ストッキングは黒を着用し、ネックレスを着用する場合はパールネックレスを選んでください。
もし急な参列で喪服の準備がない場合は喪服レンタルもお勧めです。
家族葬に使えるお悔やみの言葉
家族葬の場合、少人数への対応となるため受付を作らない場合も多いです。
通常は受付でお悔やみの言葉を述べるのですが、受付がない場合はどうすればよいのか迷う事もあるかもしれません。
一般葬ではご遺族にお悔やみの言葉をかけるのはマナー違反となるのですが、家族葬で受付がなかった場合はご遺族の方に直接お悔やみの言葉をかけるという選択肢もあります。
ご遺族にご迷惑が掛からない範囲で「お悔やみ申し上げます」と短い言葉をおかけするといった配慮をしておきましょう。
お悔やみの言葉の際に忌み言葉は使用しないようにご注意ください。
家族葬に参列する場合の注意点
一般葬の場合は、事前に葬儀の日時が告知されて多くの一般弔問客が訪れます。
一方、家族葬については限られた方のみで行う葬儀となるので、遺族側から案内があった方のみ参列を行うのがマナーです。
家族葬を行う際は、葬儀の後に訃報連絡をする場合が多いです。
例えば故人が亡くなったという事を知った際に「葬儀は家族葬で行います」といった内容や、「葬儀は近親者のみで執り行います」といった内容だけで葬儀の日時も知らされていない場合は参列は控えた方が良いでしょう。
葬儀の日時や場所などが記されている訃報が届いた場合は参列願いと考えて参列を行うようにすると良いです。
もし、家族が知りえなかった故人と親しい方がいて訃報を知り葬儀に参列したいと望んでいる場合は事前にご遺族に伺ってみてからにしましょう。
家族葬のお香典について
ここ最近の家族葬ではお香典を辞退するというケースも多く見られるようになっています。
家族葬の案内が来た場合に香典は渡した方が良いのか?と迷う方もいらっしゃるようです。
故人の意向による香典辞退といった理由の他、ご遺族側でお香典返しを省略したいといった意向による香典辞退をする場合もあります。
まず、家族葬の参列依頼があった案内にお香典について記載されているか確認を行いましょう。
この段階で香典辞退について書かれている場合があります。
特に香典辞退の意向がなかった場合は、通常の一般葬と同様に相応の金額のお香典を包んでいきましょう。
そして念のため、出席前に喪主が香典を受け取るかを確認してからお渡ししてください。
喪主やご遺族の意向にあわせてお香典をお渡しするかどうか判断します。
家族葬に献花を贈りたい場合
故人の希望やご遺族の意向によりお香典を辞退している場合は同様に献花も辞退している場合が多いです。
参列願いを含めた訃報の内容に「弔問 香典 供物 弔電に関しましても故人の遺志により固くご辞退申し上げます」といった内容が記載されていないかをまずご確認ください。
もし事情により参列が出来ないからせめて献花だけでもと思った場合でも、家族葬で先述した記載があった場合は献花を贈るのも控えた方が良いでしょう。
家族葬でのお焼香
仏式の家族葬の場合、一般葬と同様にお焼香が行われます。
お焼香のやり方は故人の宗派により違いが出てきます。
お焼香の順番は喪主、遺族、近い親族の順番に行われますので、前の方のやり方を拝見した上で同様にお焼香を行うようにしましょう。
まとめ
家族葬は家族内や身内、ごく親しい方たちに参列してもらい、少人数で行う葬儀です。
参列人数も少ない分、故人とお別れをするべく最後の時間を過ごすことができるメリットがある一方、お香典が少なくなるため費用面の負担がかかる可能性がある、参列願いをお願いする範囲を検討するのに慎重を要するといったデメリットもあります。
もし訃報を知っても家族葬の場合は遺族から案内がなければ参列しないのがマナーとなります。
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