終活とは? しないといけない理由とメリットを解説!

終活とは? しないといけない理由とメリットを解説!
年齢を重ねるごとに、終活について考えることが増えてくると思います。

終活は

・いつ始めたらいいのか?
・どのようなメリットがあるのか?
・どんなことをしたらいいのか?

と疑問に思いますよね。

「終活とは何か」ということから「終活をいつ始めたらいいのか」「終活の始め方」まで詳しく解説します
こちらの記事で学べること

終活とは?

終活とは、「人生の終わりに向けて行う活動」のことです。
死んだ後のこと話すのは、タブーとされてきました。

しかし、2009年ごろから「終活」という言葉がはやったことをきっかけに世間の人から注目されるようになりました。

終活をすることで、人生の最後まで自分らしく過ごすことができます。人生の最期について一人で考えると、不安になることもございます。

そのような場合は、家族や友人、専門家に相談して一人で抱え込まないことが大事です。
終活をすることで、今までの人生を振り返り、見つめなおすことができます。

そして、これからやりたいことを見つけるきっかけにもなる、という気持ちで望むと前向きになれると思います。

終活をお勧めする3つの理由


終活には自分自身にも有益なものであると同時に残された家族を救うものでもあります。
どのような効果があるのかご紹介していきます。

遺言や相続手続きの整理ができる


遺言書には、財産の相続人や分配方法、遺産の管理などを明確に記載することができますので、家族や関係者に負担をかけずに相続手続きを進めることができます。

葬儀や埋葬の準備が楽になる


終活では、自分の最期の葬儀や埋葬方法についての準備を行うことも重要です。
葬儀のスタイルや参列者のリスト、遺影写真の選定など、細かな要望を事前に整理することで、家族や関係者に対して明確な指示を残すことができます。
これにより、自分の希望に沿った葬儀や埋葬を行うことができると同時に、家族は悲しみにくれながらも円滑に準備を進めることができます。

希望する治療や看護の選択できる


自分が希望する治療や看護の選択についても、自身の信条や価値観に基づき、最期における医療や看護について自分の希望を明確にします。
たとえば、積極的な治療を望むのか、それとも緩和ケアや自然な終末期を選ぶのなどを決め、自分自身が希望する方向性を明確にしておきます。

希望する治療や看護を選択することによって、以下のようなメリットがあります:

  • 自分らしい最期を迎えることができる。
  • 自己の意思が尊重される。
  • 家族や医療関係者とのコミュニケーションがスムーズになる。

終活を通じてこれらの準備を進め、最期の時に自分らしさを大切にした穏やかな別れを迎えましょう。

終活のメリットとは?


終活は自身や家族にとってもメリットが多くありますのでご紹介していきます。

家族間のトラブル回避


終活を行うことで、自身の意思を明確にし、遺言書や相続手続きを整理することができます。
これにより、遺産や財産の分配に関する紛争や家族間のトラブルを予防することができます。
遺言書には、財産の相続人や分配方法を明記することで、希望に沿った遺産の取り扱いがなされます。
家族が明確な指示を受け取り、遺産に関する意見の食い違いや紛争を回避することができます。

遺産の管理


遺産とは、財産や資産、保険金、預貯金など、多岐にわたるものです。
終活を通じて、自身の遺産を整理し、適切な管理策を立てることで、将来の家族や相続人のために遺産を守り、有効活用することができます。
また、税金の負担を最小限に抑えるための対策や、遺産の相続に関する法的な手続きを準備することも重要です。

自身の人生に真剣に向き合うことができる


終活は、自身の死や終末期に向き合うことが目的のため、自己の存在や人生の意味について深く考える機会が与えられます。
死を受け入れ、それを含めた人生を見つめることで、自己成長や人間的な深化が促進されます。
終活を通じて、人生の重要なテーマや価値観について考えることで、内省や成長を達成することができます。

家族とのコミュニケーションの促進


終活を通じて、自分の最期の意思や希望、家族に対する思いを共有し、終活を家族と一緒に準備を進めることで、家族間のコミュニケーションを活性化させることもできます。

自身の死に向き合い精神的成長を遂げることや家族とのコミュニケーションを促進することは、終活の重要なメリットです。
これにより、自分自身の内面の成長と家族の絆を改めて感じることができ気持ちよく最期を迎えることができます。

終活を始める時期はいつぐらいがいいのか?


終活を始める時期は、いつから始めた方がいいということはありません。
仕事や子育てがひと段落する、50~60代ごろから始めるのもおすすめです。

終活は、色々なことを調べたり、書類をまとめたり、色々なものを処分したり、手続きを行ったりなどすることがたくさんあります。
仕事や子育てがひと段落した後ですと、時間も取れますし、体力的にも余裕があると思います。

時間をかけてじっくりと終活を始めることができます。
逆に高齢になってから始めると、体力的に厳しいこともあると思います。
おすすめとしては、少なくても60代ごろから始めておくと不安なく取り組むことができます。

終活で絶対しないといけない4つのこと


終活には厳密なルールは存在しませんが、無計画な進め方では手間や時間がかさんでしまいます。
重要なことを見落としてしまっているといけませんので、具体的にどのようなことをしないといけないのかを解説していきます。

身の回りの整理・断捨離をする

人は長い間生活していると、生活必需品だけでなく趣味の品や思い出の品などさまざまな「モノ」を蓄積していきます。
しかし、これらの雑多な遺品を整理し、処分するのは容易な作業ではありません。それには相当な時間と手間がかかってしまいます。

遺品整理業者に依頼することも一つの方法ですが、遺品の数が多ければ多いほど料金も高くなり、家族にとって負担となる可能性があります。

終活を始める際には、生前から必要な物と不要な物を仕分けし、少しずつ断捨離を進めることで、死後の遺品整理の負担を軽減することができます。

受けたい医療・介護を決める

重大な疾病やケガに見舞われると、場合によっては他人とのコミュニケーションが困難になることがあります。
そこでかかりつけ医の情報や、自身が希望する医療や介護の内容を事前に整理しておくと、家族がその意思を医療機関や介護施設に伝えることができます。
さらに、健康保険証や保険証券などの所在も明記しておけば、意識を失って医療機関に搬送された場合でも、スムーズに入院手続きを進めることができます。

お葬式の規模や方法を決める

葬儀には、身内だけでなく、友人や仕事関係、近所の方など、故人と縁のある一般の人々を広く招く「一般葬」、家族や親戚を中心とした「家族葬」、通夜や葬儀を行わずに直接埋葬する「直葬」など、さまざまなスタイルがあります。
一般葬は規模が大きく、家族葬や直葬と比べて手間や費用がかかります。

自身の希望や葬儀の貯蓄などに応じて、どの程度の規模やスタイルの葬儀を望むのかを事前に考えておくと、葬儀の手配をスムーズに進めることができます。

エンディングノートを作る

エンディングノートは、自身の死後に家族に伝えたい情報をまとめるノートのことです。具体的な記載内容には厳格な決まりはありませんが、以下のような情報を含めておくと、自身の死後の手続きや希望の実現に役立ちます。

  • 個人情報: 健康保険証やパスポートなどの所在、住民票、家系図など。
  • 交友関係: 訃報を知らせたい人の氏名、住所、連絡先など。
  • 遺品やデータの情報: 遺したい物品、処分してほしい物品、デジタルアセットのアカウント情報など。
  • 資産関係の情報: 預貯金口座、投資口座、不動産の情報、負債やローンなど。
  • 葬儀・墓に関する事項: 希望する葬儀のスタイル、連絡する葬儀社、予算など。
  • 医療・介護の希望: 終末期の医療や介護に関する希望や指示、酸素治療や人工呼吸器の使用についての意思など。

一般的なノートにこれらの情報をまとめても構いませんが、専用のエンディングノートを使用すると、必要な項目が網羅されており、整理しやすくなるため便利です。

終活で注意しないといけないこと


終活を準備するうえでついつい忘れがちなことなど注意点がありますのでご紹介します。

デジタル品の整理


終活の準備において、身の回りの物の整理とは、物理的な品物だけでなく、デジタルデータも含まれます。PCやスマートフォンなどに残されたデータも整理する必要があります。

相続や財産に関連するデータは保持しつつ、他人に見られたくないデータは事前に処分することを検討しましょう。個人情報や重要な文書は適切に保管し、セキュリティを確保することも重要です。

さらに、サブスクリプションサービスなどのアカウント情報についても、エンディングノートなどを活用して遺族に伝えることを忘れないようにしましょう。亡くなった後でも、遺族がサービスの存在を知らなかったり、アカウントにアクセスできなかったりすると、月会費の支払いが継続されてしまうなどのトラブルが発生する可能性があります。

デジタルデータの整理と遺族への情報伝達は、終活の一環として重要な要素です。大切なデータの保護と円滑な手続きを確保するために、これらの対策を適切に行いましょう。

明るい気持ちで考える


終活の目的は、残された家族の負担を減らすことですが、それだけではありません。
自分の現在と向き合い、家族や友人に感謝しながら様々な準備をすることは、残りの人生をより自分自身の気持ちを充実させるものでもあります。

ですので、終活の過程で自分自身に対する内省や目標の設定を行い、自身の人生を振り返りながら、やりたいことや挑戦したいことなどを考えるようにしましょう。

家族の意見も取り入れる


葬儀や相続などの重要な問題を独断で決めてしまうことは、後のトラブルの原因となる可能性があります。
自分の意思や希望を尊重することは重要ですが、終活を進める際には家族との相談も欠かせません。
できる限り家族とのコミュニケーションをとることで円満な洗濯をすることができます。

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