喪服はどこからレンタル出来る?
訃報が入り、急に喪服が必要になった時に購入するとなると費用も掛かるし、選ぶ時間も充分に取れないというデメリットが出てきます。
喪服のレンタルも最近では大きいサイズ、小さいサイズ等サイズにも特化してレンタルを行っているものもありますので上手に利用したいものです。
以下の方法で喪服のレンタルが可能です。
・葬儀社へレンタルの相談をする
・貸衣装店に問い合わせる
・ネットのレンタル業者を探す
葬儀社へ相談する
身内が亡くなって喪主や遺族という立場の場合、やることが多く、喪服の手配をする時間もないことが多いです。
まして正式礼装で和装をするという場合、自前で持っているというケースは少なく、葬儀屋に手配をお願いする事も多いです。
そして地域的に喪服に関して決まりがある場合も地元の葬儀会社であればスムーズに対応してくれるという点もとても心強いです。
貸衣装店からレンタルをする
地元に貸衣装店が無いかをチェックしてみてください。
もしある場合は喪服のレンタルについて相談すると良いです。
貸衣装店に出向き、自分でサイズなども含め選ぶ事が出来ます。
お通夜や告別式に参列するといった状況で喪服を選ぶ時間がある場合に有効な方法です。
ただ、レンタルしようとしているタイミングによっては希望のサイズがすでにレンタルされてしまっていて借りれないという可能性もありますので、事前にサイズも含め、問い合わせしてみると良いでしょう。
ネットのレンタルを利用する
お通夜や告別式までに若干、日程があるというようであれば、ネット上でレンタルを行っている業者を利用する方法もあります。
申し込み方法はインターネット上か電話で行い、申し込み後、宅配で自宅に届きます。
喪服をレンタルする選択肢の中では安く借りられるというメリットがあります。
そして大きいサイズ、小さいサイズなど、サイズ対応も豊富な業者さんも多いです。
ただ、発送のタイミングは多くのレンタル業者で「○時までの注文で翌日発送」といった具合に早くても翌日発送になる場合もあります。
申し込みや発送のタイミングによっては葬儀に間に合わなくなる場合もありますので、葬儀に間に合う日程で申し込めるかを確認してから利用する事をおすすめいたします。
喪服のレンタルはどのくらい費用がかかるか
葬儀社に相談する場合、葬儀社の価格にもよりますが、約8,000円~、貸衣装店でも約8,000円~となります。
ネットでの喪服のレンタルの場合、6,000円~という価格で借りる事が出来ます。
喪服は購入するべきか?レンタルするべきか?どちらが良いかは着る回数次第
喪服を着る機会はあまりないと思います。
ただ葬儀や法事などでは必要となる服装です。
喪服を購入したら高額になるといった点を考えると、購入とレンタル、どちらが良いのか悩んでしまうかもしれません。
喪服を購入した場合のメリット・デメリット
自分の喪服を購入しておくと、突然の訃報があった時でもすぐに着る事が出来ます。
そして喪服を着る機会は葬儀だけではありません。
3回忌までは法事で着用する機会もあります。
何回か着る機会が多くなるようであれば、購入した方がレンタルよりも安くなるという結果になる事もあるのです。
デメリットとしては、購入時に高額になるという点と、年齢を重ねるにつれて体形が変わってしまった場合、着られなくなるという問題点も出てきます。
レンタルを利用する場合のメリット・デメリット
喪服自体を着る機会が少ないようであれば確実にレンタルを利用した方が便利です。
レンタル後は返却するので収納に気を遣う事もありません。
また、女性の場合は、妊娠するといった体形の変化がある時期も考えるとその時の体形に合わせてレンタルできるという点、そしてその時期のトレンドや季節に合わせた喪服をレンタルできるというメリットがあります。
デメリットは、発送のタイミングや発送時の天候不良などによって予定通りに届かない事も考えられます。
そうなると葬儀に間に合わなくなる場合もあるという点と、たまたま不幸が重なり、喪服を着る回数が多くなると、レンタル費用が結果的にかなりかかってしまうとなると、購入した方が安くなる場合もあります。
喪主や遺族側になる場合は購入も視野に
喪服についてのレンタルと購入のメリットとデメリットを解説していきました。
どちらもそれぞれに違ったメリットがあるので、どちらが良いのか迷ってしまうという人もいるかもしれません。
もし迷っている場合は、状況で考えてみてはいかがでしょうか。
突然のお通夜や告別式に出席するという場合ではレンタルを利用するのも一つの方法です。
もし、自分が喪主や遺族という立場であるのなら、喪服を着る機会は増えてきます。
お通夜や告別式の他に法事の際も喪服を着るので、着る回数で考えると購入も検討した方が良いでしょう。
喪服のレンタルの選び方と注意点
喪服のレンタルは種類も豊富ですが、どのような喪服を選べがよいのか?と迷った時に参考にしてみてください。
男性向けの喪服
男性は礼服となるモーニングコートが正式な喪服となります。
ただ、モーニングコートはお通夜と三回忌以降の法事での着用は適していません。
そのため、お通夜と三回忌以降の法事では準礼装となるブラックスーツを選ぶのが一般的となります。
ブラックスーツ、ダークスーツを選ぶ際は光沢やツヤが入っていないものを選んでください。
女性向けの喪服
女性は喪主や三親等までの遺族はブラックフォーマルドレスが正喪服になります。
三回忌の法事まで着用出来ます。
和装の場合は、染抜きの五つ紋か黒を選びます。
喪主や三親等以外として出席する場合は準喪服であるブラックフォーマルスーツと、黒のストッキングと靴で合わせます。
妊娠中に喪服を着る機会がある場合は、レンタルを利用した方が体形に合わせた喪服を着られるので体に無理がかかりません。
子供向けの喪服
お子様は成長も早いので服を新調してもすぐに着られなくなる可能性があります。
そのためレンタルを利用した方が良いです。
男の子は黒いスーツ、女の子は黒のアンサンブル、もしくはワンピースを選びましょう。
服だけでなく、小物の手配も一緒にしておきましょう
喪服のレンタルをする際に小物類も必要があれば手配しておいた方が良いでしょう。
男性であればワイシャツやネクタイが必要だという場合もありますし、女性であれば和装で小物と着付けを一緒に手配した方が良い場合もあります。
特に女性で和装の予定の場合は、レンタルは出来たものの、着付けが出来ないというトラブルになってしまうのでご注意ください。
まとめ
喪服は急に着る事があるので、購入しておいた方が良いのか迷うところです。
あまり着る機会がないという場合や、体形が変わって持っている喪服が合わなくなったという時に喪服のレンタルは便利です。
レンタルの手配は葬儀店や貸衣装店に相談する他、ネットでも手配できるようになっています。
ネットの利用の際は葬儀に間に合う日程でレンタル可能かどうかを確認の上、検討しましょう。